先月より、漆器「めぐる」の第7期受注販売の予約受付がスタートしています。
https://meguru-urushi.com/news/004489.html

せっかくのタイミング!ということで、
アテンドと共に当時福島・会津へご一緒させていただいたスタッフより
様々な角度からめぐるをご紹介していきます。

まずはじめは、《かたち》のこと。
今回は【日月(にちげつ)】についてです。

商品開発秘話でもお話しましたが、この漆器のコンセプトは
「おじいちゃんおばあちゃん世代も、こどもたち、孫たちも、そしてその先も。
いつまでも素敵だなと感じるうつわを」ということでした。
奇抜だったり、前衛的なものよりも、普遍的な、王道というか。

たくさんのうつわをみせていただいていたときに、
ダークのアテンドが
そっと両手の中に優しく包み込み、
すりすりとほおずりをして。
長い間ずーっと離さなかったのが、
この「日月」のもととなる形の器だったように記憶しています。

「あぁ…かわいい…」(このときの“かわいい”、何にも敵わない感情に感じました)
「ころんとしていて愛らしい」
「ずっと手に持っていたい」
「手や、肌や、唇をうつわにくっつけると、なんだか溶け合って一緒になるみたい」

うつわの美しさを視覚的でなく、触覚的な部分でとらえるアテンドだからこその
質感に対する言葉たちがつぎつぎ、ぽんぽんと絶えず出てきました。
(最終的には「はぁ………かわいい……」に帰ってきます。)

ずっと永く使うものだからこそ、普遍的な、王道。
どんな食べもの、飲みものでもしっくりくることももちろん、
食器棚から手に取ったときから、
いやもっとその前の、「きょうはなにを食べようかなぁ」と想像しているときから、
このかわいい日月を思い浮かべることで、日々がゆたかになるのでしょう。

いただく食べもの、飲みものがなんだかまあるく感じそうな気がしています。

今の気分で、日月でいただきたいメニューはホワイトシチュー!
はふはふ言いながら、もちろんスプーンも漆器がいいなぁ。