ダークアテンドスタッフと会津漆器のコラボレーションから生まれた
漆器「めぐる」。
ただいま、第7期の受注予約を受付ております。
https://meguru-urushi.com/news/004489.html

《かたち》について2日間お話してきましたが、
今日はめぐるの大切な「木地(きじ)」についてご紹介。

木地とは、材料にする木を荒く挽いたもの。
つまり漆をぬる前の状態です。

めぐるは「日月」「水平」ともに、
「栃(トチ)の木」を木地に使っています。

会津に行った際、
ダークアテンドは、いろいろな木で出来た器をみせていただきました。

ケヤキは安定感があってしっかり、木目がきれい。でもすこし重いかも?
ミズメザクラはさらに丈夫な感じ。変形もしづらいんだとか。でも一番高価!

「赤ちゃんの肌みたいにモチモチ!あたたかみがあって優しい。なんてったって軽い!!」
と、何度も手にとってみていたのががトチでした。

職人さんからも
「粘り気があってしなやかで、割れにくいという性質もある。
今みた3つの中では一番リーズナブルですよ」とのコメント。

たくさんの対話を経て、トチの木を木地につかうことに決まりました。

めぐるは、会津を中心に国産のトチの木を買い付け、
板材で1年以上乾燥させた後、おおまかな形に粗挽きしてさらに十分に寝かせ、
熟練の木地師によって一つ一つ丁寧に手挽きします。

木地の挽き方、木の木目の取り方など、まだまだ奥が深い木地ですが、
そのお話はまたの機会に。

木地のしなやかさ、あたたかさもぜひご堪能ください。

次回からは《うるし》のお話です。